kintoneプロダクトエンジニア業務紹介

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February 16, 26

スライド概要

kintoneのプロダクトエンジニアの業務紹介資料です。

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https://cybozu.co.jp/recruit/entry/career/product-engineer-kintone.html

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サイボウズ株式会社の主に開発本部の資料を公開するアカウントです。

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各ページのテキスト
1.

kintone プロダクトエンジニア 業務紹介 判断が積み重なるプロダクトと、 エンジニアの仕事 1

2.

⽬次 01 kintoneはいま、次の局⾯にいます P03 02 サイボウズについて P04 03 判断が積み重なるプロダクト、kintone P08 04 プロダクトエンジニアの役割 P14 05 kintoneプロダクトエンジニアが所属する組織とチーム P17 06 採⽤について P23 07 Appendix︓実際の取り組み P27 2

3.

kintoneはいま、次の局⾯にいます kintoneは、4万社規模で使われ続けてきたプロダクトです。 安定稼働や互換性という制約を抱えながら、 プロダクトの前提そのものを更新し続けるフェーズにあります。 ここでは、判断が常に問われます。 この判断に、向き合い続けられる仲間を探しています。 3

4.

サイボウズについて 4

5.

サイボウズについて サイボウズの存在意義 チームワークあふれる 社会を創る サイボウズの理念は「チームワークあふれる社会を創る」こと。 私たちはその理念に沿ってチームワークを⽀えるソフトウェアを 開発し続けてきました。 5

6.

サイボウズについて サイボウズの歩み 2022 売上⾼ (百万円) 単体売上⾼ 30,000 グループ売上⾼ 営業利益 (百万円) kintone 連結売上⾼ 100億突破 連結営業利益 25,000 6,000 5,000 2017- 20,000 2011 2002-2003 15,000 3,000 kintoneをリリース Garoonリリース メールワイズリリース 創業 10,000 4,000 クラウドビジネス転換 パートナービジネス開始 1997 kintone成⻑ 2,000 サイボウズ Office リリース 5,000 1,000 創業期 販売網開拓期・M&A期 クラウド転換期 24 年 20 23 年 20 22 年 20 21 年 20 20 年 20 19 年 20 18 年 20 17 年 20 16 年 20 15 年 20 14 年 20 13 年 20 12 年 20 11 年 20 10 年 20 09 年 20 08 年 20 07 年 20 06 年 20 05 年 20 04 年 20 03 年 20 02 年 20 01 年 20 00 年 20 99 年 19 19 19 98 年 0 97 年 0 kintone成⻑期 https://cybozu.co.jp/company/ir/meeting/pdf/2412_01.pdf 6

7.

サイボウズについて サイボウズの推しポイント 理念から製品までがつながっている 「チームワーク=情報共有」という前提を、製品として実装してきた会社です ⾃分たちもユーザーとして使い、判断を磨いている kintoneを⽇常業務の基盤として使い続け、良し悪しを⾃分ごとで判断しています 制度・ツール・⾵⼟を、チームの判断のために設計している フルリモートも、チームで前に進むための前提です 会社もプロダクトも、まだ途中にある 国内外で成⻑を続ける中で、簡単ではない判断が増え続けています 7

8.

判断が積み重なるプロダクト、kintone 8

9.

開発の知識がなくても 業務に合わせたシステムを かんたんに作成できる クラウドサービス 9

10.

判断が積み重なるプロダクト、kintone kintoneの現在地 15年進化し続けるプロダクトの、今をつくる • 2011年のリリース以降、成⻑してきた⻑期運⽤のプロダクト • 利⽤され続けていること⾃体が、制約であり強み • 既存の価値を守りながら、構造や設計を更新していく必要がある • きれいな0→1ではない環境で、判断⼒が問われる開発 技術的制約 安定稼働 互換性 既存ユーザー 10

11.

判断が積み重なるプロダクト、kintone kintoneの現在地 多様な業務を背負う、影響範囲の広いプロダクト あらゆる業種の、あらゆる⼈の、あらゆる仕事をkintoneが⽀えています 11

12.

判断が積み重なるプロダクト、kintone kintoneの現在地 プロダクトを越えて価値が広がる、プラットフォーム • オフィシャルパートナーは500社以上 • 連携サービスは500以上 • クラウド売上の6割以上が、パートナー経由で⽣まれている • kintone単体では完結しない価値提供が広がっている パートナー 連携サービス 社内外の業務 12

13.

判断が積み重なるプロダクト、kintone 次の挑戦テーマ 成功の次に訪れる、最も難しくて⾯⽩いフェーズ 既存の価値を守りながら、次の成⻑をつくる。 kintoneはいま、その難しさと真正⾯から向き合っています。 挑戦テーマ • ⽣成AI︓業務利⽤を前提とした責任ある設計(kintone AIラボをリリース済み) • エンタープライズ︓全社基盤として耐えるための進化 • グローバル︓前提が異なる世界での再設計 13

14.

プロダクトエンジニアの役割 14

15.

プロダクトエンジニアの役割 次の挑戦テーマ オーナーシップを持ってプロダクトを実現する • 仕様検討・設計・実装・レビューを通して、プロダクトの構造と品質をつくる • PdM・デザイナー・ビジネスサイドと協働し、技術と価値のトレードオフに向き合う • 運⽤上の不具合や問い合わせから、設計の歪みや改善余地を⾒つけ出す • 「なぜそうなっているか/どう変えるべきか」を問い続け、改善を積み重ねる エンジニアに求められる視点と判断 • ⻑期運⽤で蓄積された技術的制約を前提に、開発を進める必要がある • サービスを⽌めずに改善・刷新するため、影響範囲を⾒極めた段階的な判断が求められる • 将来の開発速度を守るため、未来を⾒据えた全体最適を選び続ける 15

16.

プロダクトエンジニアの役割 技術的なチャレンジ kintoneの開発は、「成熟」と「挑戦」が同居する環境 成熟した⼤規模プロダクトとしての深化 • コード分割による開発効率の向上(P28) 正解のない領域への、次なる拡張 • プラットフォームを拡張する周辺サービス開発 • 古いライブラリの刷新と新しい価値の提供 • 性能ダッシュボード(P29) • ユーザーが安⼼して利⽤できる仕組みの強化 • 外部システムのkintoneアプリ化(P31) • 性能上の安定性向上 • AIの活⽤ • 性能特化アプリ • 開発者向けサービスの拡充 • ガバナンス機能の強化 16

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kintoneプロダクトエンジニアが 所属する組織とチーム 17

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kintoneプロダクトエンジニアが所属する組織とチーム kintoneの開発組織 ※2026年1⽉時点 kintoneプラットフォーム副本部 約190⼈ エンジニアリング部 プロダクトマネジメント部 プロダクトデザイン部 約140⼈ 販売管理システム 開発部 15⼈ プラットフォーム エンジニアリング部 21⼈ サービスプラット フォーム サブドメインクラス 管理開発部 16⼈ kintoneアプリ 開発部 共通横断開発部 開発者向けサービ ス基盤開発部 kintone Design System 48⼈ 32⼈ サブドメインクラス 管理サービス kintoneシステム 管理サービス開発 ナビゲーション サービス開発 エンドユーザー向け 開発 ダッシュボード開発 kintoneアプリ 管理サービス開発 AI機能基盤開発 ライティング kintoneアプリ サービス開発 モバイル開発 リサーチ kintoneアプリ 基盤開発 8⼈ ローカライズ 18

19.

kintoneプロダクトエンジニアが所属する組織とチーム kintoneの開発組織 ※2026年1⽉時点 kintoneプラットフォーム副本部 約190⼈ エンジニアリング部 プロダクトマネジメント部 プロダクトデザイン部 約140⼈ 販売管理 販売管理システム 開発部 15⼈ プラットフォーム エンジニアリング部 インフラ 21⼈ ミドルウェア サービスプラット フォーム サブドメインクラス 管理開発部 サブ ドメイン16⼈ 管理 kintoneアプリ 開発部 共通横断開発部 社外向け 開発者向けサービ ス基盤開発部 OSS kintone Design System 48⼈ 32⼈ サブドメインクラス 管理サービス kintoneシステム 管理サービス開発 ナビゲーション サービス開発 エンドユーザー向け 開発 ダッシュ ダッシュボード開発 ボード kintoneアプリ 管理サービス開発 AI機能基盤開発 ライティング kintoneアプリ サービス開発 モバイル開発 リサーチ kintone 外部システムのkintoneアプリ 基盤開発 アプリ化 モバイル 8⼈ ローカライズ 19

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kintoneプロダクトエンジニアが所属する組織とチーム 技術的なチャレンジ ⾃律したチームで、複雑なプロダクトを前に進める kintoneの開発は、チームで考え、判断し、実装を進めます。 正解が⽤意されていない状況でも、判断を持ち寄り、 ストリーム アラインドチーム 合意して前に進むことを⼤切にしているチームです。 特徴 EM、PdE、QA、SMが所属 ⼈数は合わせて3-8名程度 Designer • 顧客領域ごとのチームが、設計から実装までを担う • 職能を越えて協働し、チームとして品質と進め⽅に責任を持つ • フルリモート前提でも、議論と意思決定が⽌まらない EM PdE Writer QA SM PdM Localize 20

21.

kintoneプロダクトエンジニアが所属する組織とチーム スクラム開発をベースにした1週間(=1スプリント)の流れ 毎⽇の過ごし⽅(基本) 9:00 10:00 11:00 12:00 13:00 探求時間 朝会(15分程度) & 開発時間 18:00 ⽉曜⽇ ⽕曜⽇ ⽔曜⽇ リファインメント リファインメント リファインメント 個⼈で学習・改善を⾏う プランニング リファインメント 開発時間 16:00 17:00 ⾦曜⽇ 開発チーム全体で実施 昼休み 14:00 15:00 ⽊曜⽇ モブプロやペアプロを ⾏うこともある リファインメント 必要に応じて開催 PdMとPdEの認識を揃える 成果物を披露し 各所からフィードバックを もらう スプリント レビュー ふりかえり 探求時間 21

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kintoneプロダクトエンジニアが所属する組織とチーム 開発・リリース体制 リファインメント PdM プランニング 各タスクの実施 PdE Writer Designer QA PdE Designer QA 設計・実装 デザイン PdE 受け⼊れ確認 試験 PdM ⽂⾔作成 PdE Designer テスト PdE Writer PdE QA Writer Designer QA 22

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採⽤について 23

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採⽤について こういうエンジニアと、kintoneの次に挑戦したい 1. プロダクトの戦略や背景を理解し、チームの判断に主体的に関われる 理想への共感/⾃主⾃律 2. 複雑さやトレードオフを前提に、全体最適を考え続けられる あくなき探求/学びを重ねる 3. 変更の影響範囲を⾒通し、段階的な改善を選択できる やり遂げる 4. 判断の背景を⾔語化し、チームで合意をつくれる 対話と議論/⼼を動かす 5. AI・エンタープライズ・グローバルといった不確実なテーマを、前向きに楽しめる 果敢に挑む 6. フルリモート環境でも、対話を通じてチームの意思決定を前に進められる 対話と議論/公明正⼤/多様な個性を重視 https://cybozu.co.jp/recruit/about/personality/ 24

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採⽤について 採⽤フロー 書類選考 ⼀次⾯接 ⼆次⾯接 • エンジニア 2名 最終⾯接 オファー⾯談 • リーダー/マネージャー 2名 • ⼈事メンバー 1名 1ヶ⽉半 2週間 • 原則、オンライン⾯接で実施します • 質疑応答を中⼼とした⾯接です(コーディングテストはありません) • 1回の⾯接は50分程度です • 選考期間は1ヶ⽉半程度、オファー⾯談は2週間程度を想定しています 25

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最後までご覧いただき ありがとうございました︕ このフェーズに、プロダクトエンジニアとして向き合いたい⽅をお待ちしています https://cybozu.co.jp/recruit/entry/career/product-engineer-kintone.html 26

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Appendix︓実際の取り組み 27

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Appendix︓実際の取り組み テーマの具体例① kintoneサーバーサイドの再構築 「⽌めずに進化させる」ために、責務の境界を再設計する 前提 / なぜ難しいか • ⻑期運⽤で蓄積したコードは、問題が「量」ではなく 責務の曖昧さに現れる • 影響範囲が読みにくく、変更のたびに判断コストが上がる • 実際にサーバーサイドは src/main/java 下で 35万⾏規模まで肥⼤化している 判断 / どう進めているか • PdMのメンタルモデルに沿って、機能単位で責務を閉じるようにコードを分割する • 外部に公開されたインターフェースを⽤意し、境界を前提にした設計ルールへ落とし込む • AIは「判断の代替」ではなく、重量級な定義作業を補助し、⼈の設計判断を継続可能にする 得られる価値 • 機能間の結合度が下がり、機能単位で独⽴した開発がしやすくなる • 影響範囲の⾒通しが⽴ち、改善を“段階的に”前へ進めやすくなる https://speakerdeck.com/hirokunimaeta/akitekutiyaconference-2025 28

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Appendix︓実際の取り組み テーマの具体例② 性能ダッシュボードの開発 性能を可視化し、改善の判断を回す 前提 / なぜ難しいか • 数万社規模の環境を対象に、性能を定量化して⾒える化する必要がある • ただ作るだけでなく、「どの指標を⾒れば改善につながるか」という 判断が最初に必要 判断 / どう進めているか • kintone本体とは独⽴した サブサービスとして構築し、⽬的に合わせて技術選択を柔軟にする • 不確実性の⾼いフェーズでは、検証と学習を早く回すことを優先し、マネージド/サーバーレスを活⽤ 得られる価値 • 定量データを根拠に、改善の優先順位・効果検証の 判断サイクルを回せる 29

30.

Appendix︓実際の取り組み テーマの具体例② 性能ダッシュボードの開発 Application Layer Frontend React + TypeScript SWR / Mantine / Highcharts Backend Hono AWS Lambda Data Platform OpenSearch Serverless Fluent Bit / Kinesis / Glue Infrastructure AWS / Kubernetes 30

31.

Appendix︓実際の取り組み テーマの具体例③ 外部システムのkintoneアプリ化 外部データを、kintoneの⽂脈で扱えるようにする 前提 / なぜ難しいか • これまでの業務改善は、主に kintone内の業務・データが対象 • 外部システムを扱うには、接続⽅法や制約を含めた設計判断が必要 判断 / どう進めているか • 外部システムを kintoneアプリのデータソースとして扱う • kintoneで培った 操作や設定の考え⽅を、そのまま外部データに適⽤ • Proxy / Agent ⽅式により、境界と責任を分けて連携する 得られる価値 • kintoneの「外」にある業務・データまで巻き込み、業務改善の対象範囲を広げられる 31

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Appendix︓実際の取り組み テーマの具体例③ 外部システムのkintoneアプリ化 これまで︓kintone内のデータを参照 アプリ ユーザー データ Goで開発された 常駐プログラムが常時接続し、 外部システムとの連携を担う 顧客ネットワーク 外部システムのkintoneアプリ化 アプリ Proxy Agent 外部システム kintoneアプリの 知識で活⽤できる 32

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Appendix︓実際の取り組み フルリモートの実態 場所に依存せず、チームで判断を進めるための前提設計 前提 / 成⽴するか • kintoneの開発組織は、フルリモートを前提に設計されている • 個⼈作業ではなく、チームで判断する開発が基本 判断 / どう設計しているか • チーム単位で責任を持ち、⽇々の判断を完結させる • ⾮同期・同期を使い分け、議論と意思決定が滞らない形を選択 kintoneプラットフォーム所属 約190名の所属オフィス内訳 東京(129⼈)/⼤阪(22⼈)/松⼭(10⼈) /福岡(13⼈)/ フルリモート(9⼈)※100km圏にオフィスなし/広島(6⼈)/名古屋(2⼈) ※2026年3⽉時点 33

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Appendix︓実際の取り組み フルリモートの実態 ツールと場を分け、判断に集中できる運⽤ ⽇常のコミュニケーション • kintone / Garoon︓情報共有と意思決定の記録 • Slack︓⽇常的な対話 • Zoom / Teams︓判断が必要な同期コミュニケーション 対⾯コミュニケーション • エンジニア系組織を巻き込む 年2回のオフラインイベント https://blog.cybozu.io/entry/2025/08/15/080000 • チームビルディングを⽀援する制度あり https://cybozu.backstage.cybozu.co.jp/n/n0c8c63e003ac 出社率 • 20%弱。強制ではなく、チームの判断で使い分け https://cybozu.co.jp/human-capital/data/#working 34