アジャイル、地方コミュニティジャーニー、小さな美しい村、人間の役割

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February 21, 26

スライド概要

2026/02/20-21 スクフェス盛岡 DAY2 基調講演での登壇。

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全体性探究家、忘れられたXPer、アジャイル実践者、 『「アジャイル式」健康カイゼンガイド』著者 https://amzn.to/3zNK4cJ

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関連スライド

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1.

アジャイル、地方コミュニティ、 小さな美しい村、人間の役割 懸田剛 2026/02/21 スクフェス盛岡 DAY2 基調講演

2.

自己紹介 懸田 剛(Kakeda Takeshi) • 愛媛県松山市在住 • 「生き生き」した組織やプロダクト を作るお手伝い • ビオトープ管理士2級(計画、施工) • 生物分類技能検定2級(動物) https://note.com/kkd [email protected]

3.

ここ数年は本を作っている事が多い 2022年 2024年 2025年4月14日

4.

岩手と私 • 両親が一関市(大東町)出身 • 2017年から100kmマラソン参加 • 2023年には盛岡シティマラソン • アテルイ、宮沢賢治…

5.

宮沢賢治記念館は是非行ってほしい!! fi https://www.aozora.gr.jp/cards/000081/ les/2386̲13825.html

6.

福島の 懸田城址 伊達に討たれた 懸田俊宗 愛媛の宇和島は 伊達の分家 6

7.

2023/10 盛岡シティマラソンの後で…

8.

「XP/アジャイルの旅」

9.

懸田剛 XPの旅 〜そして全体性へ〜 XP祭り2022 https://www.docswell.com/s/tkskkd/5MN4XZ-journey-of-xp-xpjug2022/1 9 XP祭り 2022 2022/10/01

10.

モヤモヤを抱えた若い頃

11.

2000年 11

12.

2001/04/19 初ユーザー会にてKentへ質問 “エディタにこだわりがあるのですが、 ペアプロではどうすればよいでしょうか?” http://objectclub.jp/ml-arch/extremeprogramming-jp/1800/1842.html http://objectclub.jp/ml-arch/extremeprogramming-jp/1800/1844.html 12

13.

“チームとして大事にする ことは?そのために何を すればいいと思う?” –Kent Beck

14.

アジャイルへの拒絶反応の時代 • ドキュメントを書かない • 設計をしない • できるエンジニアしかでき ない • ペアプロすると生産性が 下がる

16.

文脈は?制約は? 大事にしたいことは? できることは? 何を伝えたいのか?

17.

“理想は現実と比較してダメ出し するためのものでない。 「そこに向いたい」と関係者が 駆動する源として扱う”

18.

スクラムとの関わり

19.

2003/09 翻訳に携わる 19

20.

2007年10月 国内初のCSM https://web.archive.org/web/20071012180402/http://giantech.jp:80/blog 20

21.

2009/07

22.

地方コミュニティジャーニー 22

23.

2010年 東京→愛媛 23

24.

https://www.slideshare.net/kkd/10-239289378 24

26.

四国の基礎知識 丸亀商店街 オリーブ うどん 人口:368.7万人 (岩手県 112万) 石手寺 面積:約1.8万 km² 香川 紅まどんな 鳴門金時 徳島 愛媛 人口密度:196.1人/km (岩手県: 73.5人/km) 高知 タイ (岩手県1.5万 km²) カツオ すだち 大菩薩峠 https://uub.jp/rnk/p_j.html https://ja.wikipedia.org/wiki/ %E5%9B%9B%E5%9B%BD Lifemiddy - 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=23285622による ゆず 沢マン https://tisikijikan.com/iwatekenn-area-population-matome/ 26

27.

Agile459(アジャイル四国) 2010/11/21にスタート 27

28.

いろいろな苦労はありました… • 知り合いゼロから • 一人でテンパる • 地場IT企業にコラボレーションを断わられる • 人が集まらないので、最低施行人数2人 • できる若い人は東京に行ってしまう • オンライン勉強会がメインに。リアルの価値は?

29.

地方コミュニティにおいての学び • 助けを求める • 自分達がやりたいことを • チームで • 休んでもいい • 他と比較しない(違いはある) • 続けることを優先する • 無理しない

30.

小さな美しい村

31.

『小さな美しい村』 クリストファー・アレグザンダーと夢見た 理想の学び舎建設記 • 1985年4月に開校した 「埼玉県入間市 東野高校」の建設回想録 • パタン・ランゲージの世界最大規模の事例 • 作者は学園側責任者であった「細井久栄」氏 • Web公開の原稿を、Amazon KDPにて書籍発売 • 事実調査に基づく修正・注釈追加を行う • 娘:編集、孫:写真撮影、の親子三代の仕事の結晶

34.

全員とのインタビューし、本音を聞く • 設計スタッフが、教職員(84名)+学生=100名以上と話を聞く • 一人ひとりに、目をつむって理想のキャンパスのイメージを想像 することが求められた。「イメージの源泉となるものの発見と教 諭の本当の考えや希望の発見」 • 「好き放題言って」いい、「本音」であればいい。 • いくら「聞いて」も出てこない場合もあった

35.

利用者が建設にずっと関与する パタン・ランゲージの 作成 4ヶ月 教職員への インタビュー 配置計画 基本設計 実施設計 3ヶ月 5ヶ月 4ヶ月 教員も一緒に現地で 建物の配置を設計 建物ごとに 教員グループを作り 担当した 施工・設計監理 完成まで アレグザンダーと協議し ながら、空間デザイン、細 建設工事委員会への参 部検討、素材選択で積極 加や意思表明 的に関わる 最初から、最後まで、濃淡ありながらも、関わり続ける

36.

「土地の声を聞く」 丘陵地の茶畑、湿地をどうするか? • 敷地内の起伏や高低差ど うする? • どう解決する? • どう活かす? 地理院地図より、1978-1983

37.

原寸設計 現場で決める、絶えざる修正 『Eishin Higashino 1985 』より https:// www.youtube.com/watch?v=m11ov0cwMrY

38.

現物で実験 色見本では決めない、試し塗りで決める ©松田真生

39.

構造保存変容 • 「いまここ」からはじめる • 今の構造の良い所を生かすように発展 • 潜在的に弱い所を強める、強みに転化さ せる • 生命を「感じて」次を特定する • すべてに共通する生命発展プロセス (という仮説)

40.

AsianPLoP2026に提出した論文 「理想のプロダクトを実現するためのパタン」より

41.

生き生きとした「質」を感じる それを拠り所にする

42.

AIファーストの世界で生きる

43.

止まらない進化、加速するスピード • Agent Teams • SKILL、MCP、マルチLLM • コードは人が書かなくなった • 人の役割を問われる時代

44.

iPhoneアプリを作りはじめた • 自分が欲しかったもの • ほかの人にも役に立つ? • 「動けばいい」ではない • 簡単ではないが、楽しい

45.

自分が欲しいものを 自分で作り手に入れられる時代 →消費者から、当事者の創造へ

46.

人間の役割はなにか? • 作りたい世界をイメージする • 感じたもの(違和感、生命感)を通じて決定する • 多様性を生かす • どのように育てるかを決断する • 責任を引き受ける

47.

「感性」と「合理性」の統合へ 『Battle』のアレグザンダーの未発表原稿より • 「Large-scale building production: uni cation of the human system and the physical system(大規模建築生産:人 間システムと物理システムの統合)」 • システムA(感性・生命)と、システムB(合理 性・効率)が対立するのでなく協力する fi • システムAは人間、システムBはAI(?)

48.

人間の選択

49.

選択とはなにか? • 無意識に選択肢が閉じていないかを自覚する • 「べき論」「信念」は閉じている証拠 • 「~しなければならない」ではなく「自分で選ぶ」 • 強制ではなく、「自分の意志」で選ぶ • 「目指したいもの」があれば「不快」も引き受けることができる • 自分の「弱さ」「痛み」「恐れ」に向き合う

50.

恐れに向き合う • 「恐れがあっていい」とできるか? • 大事なのは「恐れ」を感じないのではなく • 「恐れ」があることを自覚、そのうえで「選択する」 • 「怖い」なら逃げてもいい、何度でもやりなおせばいい • 「何を選んでも間違いではない」

51.

“常に最善を尽している” という前提に立つ

52.

“すべての存在が ありのままで 生き生きいられる世界”

53.

一人一人が 自分がみたい世界にむかって あるいていけたらいいね。

54.

“正解 不正解などない きっと不可能などない いいかい 勝ち負けじゃない 成功 不成功なんてない ありのままの僕と君でいよう” 「Chasing Blurry Lines」 TENBLANK