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July 18, 25
スライド概要
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BrewRise Inc. 2023年度 決算報告資料
1 目次 1. エグゼクティブサマリ ・・・p2 2. ハイライト ・・・p3 3. 全社・セグメント別の業績(実績) ・・・p4 4. 事業計画 ・・・p5 5. 市場環境 ・・・p6 6. 中長期ビジョン ・・・p7
エグゼクティブサマリ ⚫ 2024年度は 売上高62億円、営業利益率13%を達成 体験と品質を軸に、 急成長するコーヒー市場を牽引 ⚫ 定期購入契約者数が主な成長ドライバー ⚫ 国内に加え、シンガポール・台湾での 出店も進み、海外売上比率は12%に上昇 ⚫ 今後は新たな焙煎拠点の設置と 独自アプリによる「おいしさの追跡体験」 により差別化を実現
3 ハイライト 注文の 自動提案 購入単価 上昇 生産能力 上限 高評価 獲得 モバイルアプリ 「BrewPass」 正式リリース • ユーザーの味覚傾向や好みを ✓ 記録し、次回注文を自動提案 • アプリ利用者の購入単価は ✓ 非利用者比で+18% • App Storeでレビュー平均4.7点を ✓ 獲得、SNSでのUGCも拡大中 定期購入者数が 前年比12,000人増の 38,000人に到達 顧客接点拡大・設備力強化で 成長基盤確立 第2設備 稼働 環境認証 取得 焙煎設備の フル稼働と 拡張投資 • 関東ロースタリーでの稼働率が ✓ 97%に達し、製造能力の上限目前 • 福岡に新設した第2焙煎所が ✓ 2025年4月より本格稼働予定 • 燃焼効率の改善とCO₂排出量 ✓ 20%削減に成功、環境認証も取得
4 全社・セグメント別の業績(実績) 売上(単位:億円) 営業利益(単位:億円) 全体的に右肩上がりで成長し、特にサブスク事業が成長を牽引。 前年は+18%の成長であったが、今年度は+32%と好調。 全社利益も売上同様に安定的に成長。成長性は今年度+38%で あり、前年比+60%からは鈍化しているが依然として有望。 全 社 直 営 店 舗 サ ブ ス ク 業 務 用 卸 40 47 62 18 32 2019年 2020年 2021年 2022年 2024年 16 21 20 26 2019年 2020年 2021年 2022年 2024年 7 11 15 18 25 2019年 2020年 2021年 2022年 2024年 5 5 4 9 11 2019年 2020年 2021年 2022年 2024年 6 全 社 直 営 店 舗 サ ブ ス ク 業 務 用 卸 5 8 11 2 4 2019年 2020年 2021年 2022年 2024年 1 1 3 4 2019年 2020年 2021年 2022年 2024年 1 2 2 2019年 2020年 2021年 2022年 0.4 0.6 0.8 0.9 2019年 2020年 2021年 2022年 2 4 6 2024年 0.5 2024年
5 事業計画 売上(単位:億円) 営業利益(単位:億円) 2027年までで、現状の62億円から123億円に成長させる計画。 2027年までで、現状の11億円から24億円に成長させる計画。 123 2倍 成長 62 40 24 2倍 成長 98 19 78 15 11 47 8 32 4 18 5 2 2019年 2020年 2021年 2022年 2024年 2025年 2026年 2027年 成 長 要 因 ⚫ ⚫ サブスクリ プションECの契約者数 増加と海外出店の加 速に より、売上基盤が多地域・多チャネル化します。 さら に、直営 店舗の 高単価 化と 法人向 け卸の 拡大に より 、 収益源が多様化し安定成長を実現します。 2019年 2020年 2021年 2022年 2024年 2025年 2026年 2027年 成 長 要 因 ⚫ ⚫ 焙煎体制の強化とAI活用による製造効率の向上が、原価率の 継続的な低下をもたらします。 加え て、利益 率の高 いサブ スク 構成比 が上昇 し、販管 費の 最適化とLTVの向上により収益性が改善します。
6 市場環境 01 プレミアムコーヒー市場の成長性 プレミアムコーヒーの市場規模 世界的に「体験志向」と「品質重視」 の消費傾向が強まり、スペシャルティ コーヒー市場は2028年までに1.2兆円 規模へと拡大が見込まれています。日 本国内でもコーヒーの嗜好品化が進み、 1杯あたり単価の上昇とサブスクリプ ション型モデルの浸透により、市場は 急成長を遂げています。 03 02 20〜40代を中心に、「味」「香り」 「物語」など感性的な価値を重視する 層が増加しています。AIによる味覚 分析やアプリによるレコメンド機能と いったパーソナライズ体験が競争力の カギとなり、BrewRiseのサービス設 計とも親和性の高い市場トレンドが続 いています。 (単位:兆円) 1.2 0.7 2023年 消費者ニーズの変化とパーソナライズ化 2028年 競合環境と差別化ポイント 04 味 消費者 香り 物語 サステナビリティとESG対応の重要性 高価格 国内市場では大手チェーンが価格競争 を主導する一方、プレミアム領域では 明確なポジショニングが可能な「中価 格帯×体験特化」ブランドが急成長し ています。当社は、独自焙煎技術、ス トーリー性ある調達、アプリ連動型 サービスという三軸で差別化を図り、 価格以外の価値提供で優位性を確保し ています。 自社の ポジション 競合 体 験 重 視 味 重 視 競合 競合 低価格 環境配慮やトレーサビリティを求める 声が高まり、焙煎工程や包装素材、調 達先の倫理性が企業評価の一要素と なっています。BrewRiseは、環境負 荷を20%削減した焙煎技術や再生紙 パッケージの導入、フェアトレード認 証拡大を通じて、消費者と投資家双方 の信頼を強化しています。 環境的な焙煎技術 再生紙パッケージ フェアトレード認証 環境負荷軽減
7 中長期ビジョン 現状(2024年) 中期ビジョン(2027年) 長期ビジョン(2030年) 国内外で直営店舗と サブスクリプションECを両軸に成長 ライフスタイルブランドとしての 地位確立 アジアNo.1の コーヒー体験プラットフォーム • 38,000人のサブスク契約者と30店舗の 直営網を基盤に、アプリ「BrewPass」 などを通じて“日常に溶け込むプレミアム 体験”を提供 • ①アジア主要都市への出店加速、②焙煎 拠点と物流の再設計による供給力の 最適化、③サブスクECのLTV最大化と 高付加価値商品の拡充を実現 • 生成AIやIoTを活用し、味覚・気分・生活 リズムに応じた“自律型コーヒー体験”を 実現 • 海外展開もシンガポール・台湾を中心に 拡大中で、全社としては急成長フェーズ • ブランドとしては、“Brew your Life”を 合言葉に、顧客との接点をリアルとデジ タルで統合 • さらに、焙煎工程の脱炭素化・フェア トレード比率100%の実現など、社会的 価値創出を経営の軸に据え、「美味しい だけで終わらない企業」を体現